yoshiyanoblog

滋賀県出身の社会人による備忘録。

TURE TECH @塩尻市

はじめに。
平成最後の夏休み、私は長野県塩尻市で行われたTURE TECHというソフトバンク株式会社主催のインターンシップの現場を長野県塩尻市役所の元、行きました!!

※TURE TECHの詳細はこちらを御覧下さい: TURE TECH



革命体感型インターンシップ

「TURE TECH」

の全体を見て、私自身が感じたことをまとめます。


 
TURE TECHは課題解決にこだわったインターンシップです。実際に現地へ行き、机上の空論ではなく学生が主体となって現場にいる人の声や生活から感じたことを元に、本質的な課題を考え提案していきます。

下記は、TURE TECHが生まれた経緯や背景がまとめられているものです。
是非、こちらも是非参考に。

diamond.jp


TURE TECHの現場で私自身も、幅広いの年層の方・立場の方と出会い、様々な現場の話を聞かせて頂きました。

 

▽目次▽

1.目的

 

2.TURE TECHで感じたこと

 

3.私自身の発見

 

4.最後に

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1.目的

インターンを通して得れる学びを30個以上、上げる。

その学びを10実行・実践する。

 

私が塩尻市へ行った目的は、本質的課題解決とは何なのかを知るためです。そしてその学びを滋賀県に還元するためです。そのために上記のインターンを通して得れる学びを30個以上、上げる。その学びを10実行・実践する。」を誰にでも理解できる目的・GOALとして掲げました。机上の空論ではなく、学生自身が主体的になって本質的課題を模索し提案する。塩尻市が取り組んでいることを肌で感じ、体験したことをはじめの実践として発信していきます。





2.TURE TECHで感じたこと

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(TUREーTECH:プレゼンテーション発表後の写真)


まず、事実の確認です。


TURE TECHでは様々な立場の人達が存在し、本インターンシップは動いていました。

主に塩尻市役所、ソフトバンク株式会社、参加する学生、課題を抱える塩尻市の方達の4つがあげられます。
 
主な課題は仕様書として用意されており、以下の班構成で提案に向け活動します。
  • ソフトバンク株式会社:メンター・サポーターの2名
  • 市役所職員:地域課題をまとめた仕様書を作成した市役所の方1名
  • 学生:全国各地から選抜された6名
が各班に配属され、計9人で構成されます。
 
7日間、育ちも立場も年代も全く異なるメンバーが集まり、同じ空間、同じ時間を共にし課題解決に向き合います。

 

 

次に、私自身の主観です。


私が感じたのは、同じ空間、同じ時間を共にしても、感じることは全く違うということです。

それは、みんなの価値観が同じではないからです。

塩尻市役所の山田崇さんがおっしゃっていた言葉に、印象深いものがありました。

同じ事象を見て、皆が同じ印象を受けたり同じ感情であれば、その事象の解決は近くにある。
反対に、皆が違う印象や感情を抱けば、解決は遠くにある。
もし皆と全く違う気付きを得れば、あなたは新しい発見をした一人目かもしれない。
なぜなら、あなたの自身の人生を歩んできた人はあなたしかいないから。
だから自分の気付きを発信することは大事。

正解とかないから、私は胸を張って意見を言いたいし、他社の意見も知りたいです。

そんな様々な立場の人が意見を合わせ、ソフトバンク株式会社のメンター・サポーターや市役所職員のサポートの元、実際に行動に移し課題の本質に迫っていきます。

素晴らしい環境の元、課題解決というGOALに向かうことが経験できる素晴らしいインターンシッププログラムであると感じました。

 



3.私自身の発見
上記の記事内で以下のようなことが記されていたので、一部抜粋しました。
「地方創生インターン」では、「自分の提案が事業化され、市の未来を救う可能性がある」という緊張感が学生を成長させるし、「答えのない課題」を考える力も身につく。「教育」の機能を十分に果たしている、素晴らしいプログラムだと感じます。

そうなんです。TURE TECHでは「自分の提案が事業化され、市の未来を救う可能性がある」のです。

だから自分自身を過酷な現場に身を置いて一生懸命チャレンジしてみたい、といった学生がたくさん集まります。

そんな熱量のある学生が存分に課題に向き合えることが、素晴らしい最高のプロジェクトです。

「答えのない課題」を考える力を身につけることは、学生にとって貴重な経験であるし、価値があります。

 

では何故、市役所がわざわざ学生のために1週間もの時間を割きTURE TECHをするのだろうと疑問をいだきました。

 

その前に「GOAL」の確認


TURE TECHのGOALは
塩尻市が抱える、喫緊で解決しなければいけない課題を、ソフトバンク株式会社主催の元、全国の学生と共に解決する」です。

 

私は1週間過ごし、TURE TECHをする意図として塩尻市の課題を解決するためだけではない。

 

私はその考察に行きつきました。

 

塩尻市がTURE TECHをする意図の仮説は

「今まで以上に地域の課題に対する意識向上と、視野を広げること」

です。

 

その仮説がうまれた理由を以下にまとめました。

 

 


各班に配属される塩尻市役所の方の変化
各班に配属される職員の方は、TURE TECHの前後で地域に対する思いが変化したように見受けられました。

というのも今まで塩尻市とは関係の極めて少ない人達と共に5日間を過ごし、あそこまで共に考えることは非日常です。

 

 そんな中で

学生の姿勢が積極的だな。
そういう視点・考え方があったんだ!
市内の現状をさらに知れた!
鋭い質問だな。

 など沢山の刺激を受けたとおっしゃっていました。

 

自分がもし地元で困っていることを考えている時に、あそこまで一緒に考えてくれる人達と過ごせば

「諦めないで頑張ろ」

「もっと地域のことを知ろう」

「自分がやってみせよう」

と確実に思います。


TURE TECHやMICHIKARA:MICHIKARA 地方創生

を元に、実践された事業は5つとお聞きしました。

 

TURE TECHでいくら良い考えを発表して採用されたとしても、結局現地で物事を起こしていくのは塩尻市役所・市民の方です。

だからTURE TECHをやることで

「今まで以上に地域の課題に対する意識向上と、視野を広げること」

ということが真のGOALであると、私は感じました。

 

その変化が次なるアクションにどんどん繋がっていくと。

 




4.最後に
上記の記事内で以下のようなことが記されていたので、一部抜粋しました。

インターンシップの意義は、「答え」のある課題をいかに効率よく解くかという「学生のときに求められる能力」と、課題を自ら設定して、今ある価値以上のものを生み出すという「社会に出てから求められる能力」の違いを知り、さらに磨いていくことだと僕は考えています。
「市の未来」という、これ以上ない「答えのない課題」とどう向き合うか。短期間ではありますが、市が本気で悩んでいる問題に対して、本当に困っている人たちに取材をして、解決策を立てる。この過程で「社会に出てから求められる能力」が大きく磨かれると思います。

上記で書かれれているように、「今ある以上の価値あるものを生み出すこと」って具体的にどいううものなのかを常にアンテナを張って、耳を傾けて生活していきます。

 

そして地域の市民の方々に自分から歩み寄り、現状を自分の目で見ていきます。

 

1週間という短期間ではありましたがTURE TECHと出会え、光栄でした。


Local Inturn Program2018に始まり、レベルの高い課題解決の現場を通して成長できたことが誇りです。


塩尻市役所の方々には本当にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 滋賀県でTURE TECHの学びを還元するためワンアクションを起こす、というのが塩尻市の方と交わした約束です。

 

社会に還元していくことで初めて恩返しだと自負しているので、行動に起こしていきます。


携わって頂いた全ての方々、誠に有難うございました!!

 

 

ー草野吉耶