yoshiyanoblog

滋賀県出身の社会人による備忘録。

インプット・アウトプット

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昨年「はたらくダイアログ」にてお会いした東北大学名誉教授の石田秀樹先生にご紹介された脳の3層構造について。
 
 
人間には本能・情動・知性と3つの機能があるらしく、情動と知性をつかさどる階層でのアウトプット・インプットが達成感や充実感などの豊かさを育むというお話であった。
 
例えば、木登りをするときに目で木の位置を確認し(インプット)、実際に足を掛けて(アウトプット)試行錯誤しながら登っていく。
 
そのような営みだ。
 
私事ではあるが幼稚園の頃にスポーツや木登り、虫取り、砂団子づくり、工作、山登り、ゲーム等をしていたことはかなり具体的、且つポジティブな記憶として残っている。
 
その中でも、五感をフル回転に過ごす時間は人間にとって、重要ではないかなと僕は分析している。
 
何故なら、感じ方の幅が圧倒的に広いと考えるからだ。
 
自分自身も決して都会とまではいかない街に長年住み、限られた自然の中で過ごしてきた。
 
改めて思い返すと、やはり五感をたくさん使った時間が印象に残っているし、インプットとアウトプットを繰り返す中で多くのことを知恵として学んだ。
 
そのインプットとアウトプットのキャッチボールができるのが多くの場合、自然であったりする。
 
ここ数十年での時代の流れを見ても、あくまでも自分の主観ではあるが、開発が進むことで自然が失われたり、遊びが電子機器を介していたりと、限られた感性の中にキャッチボールが留まっている気がする。
 
僕はその事実を少し寂しく感じる。
 
何でも既存のサービスや機械に依存するのではなく、自然の中や身の回りの環境の中で手を動かし工夫することで豊かさを感じれるし、いろんなことを教えてくれたりする。
 
そんな時間を過ごしていきたいし、後世にも残していきたい。
 

参考資料swingroot.com

 

 

草野吉耶