自然と私たち。
春に行った旅のお話。
3月は沖縄本島をはじめとする周辺の島々に行っていた☀︎
旅のきっかけは昨年6月に開催された「はたらくダイアログ」にてお会いした東北大学名誉教授の石田秀樹先生。
講演にて紹介された、人間活動の肥大化による環境問題(海洋プラスチック・生物多様性・気候変動悪化など)の数々。
想像をはるかに超える事実に、衝撃を受けたことを今でも覚えている。
当時は、自分事として事態を認識できない「本当に起こっているのか?」といった心境であった。
だから、すぐに何か行動に起こすことはなかった。
しかしこの日を境に「豊かな暮らしとは何か」を今まで以上に考えることとなり、そのヒントを得るため石田先生の研究拠点である沖永良部島へ行くことを決めた。
それは自然にもともとある完璧な循環のしくみを科学的な視点で解析し、人間生活に応用できそうなものを転用することで地球への負荷の小さい、新しいものづくりやライフスタイルを提案しようとするものである。
環境問題等の制約に対して自然のもつ技術を転用し、おしゃれに且つワクワクしながら乗り越えていく。
近い将来、紹介していただいた危機迫る地球環境を多くの人々が受け入れなければならないことは、おそらく間違いないのではないだろうか。
そんな先の将来のことを考えてどうする。
どちらかというと「今」を大切にしたい僕はそう考えることもあった。
しかしながら、もしその瞬間が来た時に現時点ではあるが僕ができることは我慢しかないかもしれない。
そんな僕を僕は寂しく思うから、将来のことも考えたい。
あらゆる制約条件を受け入れた上で持続可能な社会とは、心豊かな暮らしとは何かという難題。
今回の旅では、改めて気づいたことがあった。
それは自然がもたらす私たちへの多大なる影響だ。
私たちの土台にある「自然」と「人」はとても強い繋がりをその間で生んでいることを、肌で感じた。
自然があるからこそ「人」と「人」の繋がりが生まれ、それがコミュニティとなっている。
日本独自の暮らしの形である自然との共生、又は調和。
それに伴う全ての営みが自然から派生したものであり、私たちの豊かさを育んでいるのではないかと感じた。
そうすると大切にしたいものが、自ずと分かってくる。
思い返してみると、イオンモールに売っているものもいいが、繋がりのある方からいただいたものの方がハッピーな気持ちになる。
あくまでも主観でしかないが、そういうものなのではないだろうか。
繋がっていること、縁。
そんな気づきを得れた旅となった。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
「私はこう思う」などご意見をお持ちの方、是非コメント等、お待ちしております。
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草野吉耶