○○らしく。
○○らしく。
お姉ちゃんらしく。
お兄ちゃんらしく。
大人らしく。
子どもらしく。
社会人らしく。
先輩らしく。
後輩らしく。
自分らしく。
一体、なんなんだろう。
「○○らしく」という言葉は僕は苦手だ。
この言葉、今まででいっっぱい聞いてきた。
何回「自分らしく、頑張ろう」って、言ってきただろう。
でも実際、自分らしくって、自分らしさって何だろう?
今の僕からしたら「全部だよ!」っていう。
全部、自分らしさだよって。
ドジなところも、愉快なところも、純粋なところも、人の話聞いてないところも、真面目なところも、全部、ぜーんぶ。
全部自分で、色んな自分がいる。
自分も知らない、自分もいる。
それにいいとか、わるいとかあるのか。
並べた「○○らしく」は僕自身のほんの一面に過ぎない。
だから、高垣先生の言葉をお借りして、僕も「あるがままの自分」「まるごとの自分」「自分の持ち味」って表現する。
それが自分へのリスペクトじゃないんだろうか。
だから、なんか無理するくらいなら、まるごとを生きてくれって僕は思うし、伝えていきたいんだ。
そのことを自分にも忘れないでいて欲しい。
僕は、ある一面じゃなくて全部でしょ。
僕は、まるごと(僕)だ。
草野吉耶